FENDIは、革新を育み次世代を支援するというメゾンの伝統を受け継ぎ、新進気鋭の才能を発掘・育成するための新たなプロジェクト「FENDI Design Prize」の創設を発表しました。
4月19日、第1回FENDI Design Prizeのファイナリスト6人の中から、プロジェクト「VIA」を出品したグスタフ・クラフトが受賞者に選ばれ、スカラ広場のフェンディ カーサ ブティックでトロフィーを授与されました。
「VIA」が着目したのは、2000年にわたりローマの石畳の道に使われてきた小さな玄武岩の敷石「サンピエトリーノ」。この石こそが、「永遠の都」のありのままの真実を最も身近に伝える素材であると考えました。
そして、その真実を家具のコレクションへと変換。編み込みレザーの座面はローマの道路、スチールフレームは測量のグリッド、ラグは何世紀にもわたる人々の暮らしで変容してきたローマの街の俯瞰図を表現しています。
すべてのピースが一様に、長く続くものを作ることの意味を問いかけます。
グスタフ・クラフトは、ミラノを拠点とするスウェーデン出身のプロダクトデザイナーです。優れたデザインは世代を超えて受け継がれるべきだというスカンジナビアの考え方を踏襲し、これまでに出会った素材への好奇心を活かして、ものづくりの過程がその見え方と同じくらい重要であるという確信をもってすべてのプロジェクトに取り組んでいます。
「『FENDI Design Prize』をご紹介できることを光栄に思います。FENDIは長年にわたり、才能ある人材を育成してきましたが、この取り組みを通じて、インスピレーションに溢れる道をさらに歩み続けていきたいと考えています。私たちのメゾンのコードを解釈する世界中の新世代のビジョンは、私たちにとって大きな刺激であり、次なる傑出したデザイナーの発見を楽しみにしています。」
FENDI会長兼CEO、ラモン・ロス
ジュリオ・カッペリーニがキュレーターを務めるFENDI Design Prizeは、クリスティーナ・チェレスティーノ、ジョセフ・グリマ、Neri & Hu、ロッサーナ・オルランディ、ジョシュ・オーウェン、パトリシア・ウルキオラといった、デザイン界の第一線で活躍する国際的な専門家らを審査員に迎えています。
多大な影響力と先見性で業界をリードするデザイナーであり、Cappellini S.p.A.のアートディレクターでもあるカッペリーニは、数々のコラボレーションを通じて世界のデザイン文化形成に貢献。近年では、コンパッソ・ドーロ生涯功労賞を受賞しました。
デザイナー兼建築家のウルキオラは、アキーレ・カスティリオーニのもと、マドリードとミラノで研鑽を積み、2001年に自身のスタジオを設立。現在はカッシーナのアートディレクターとしてさまざまな賞を受章し、デザイン、建築、産業の各分野で世界を舞台に幅広く活躍しています。
ミラノに自身の名を冠したスタジオを持つ建築家兼デザイナー。『AD』『Domus』『Elle Decor』『Wallpaper』『IDEAT』『Vogue』各誌で特集され、最近では「メゾン・エ・オブジェ」から賞を授与されました。
上海のNeri&Huの共同創設者でハーバード大学デザイン大学院卒のネリは、本業と名門大学での教職を両立し、2025年にアメリカ建築家協会の名誉フェローに選出されました。
建築家兼キュレーター。AlcovaおよびSpace Caviarの共同創設者で、元『Domus』エディター、デザインアカデミー・アイントホーフェンのクリエイティブディレクター。社会におけるデザインの役割を探る展覧会やビエンナーレをキュレーションしています。
インダストリアルデザイナー、教育者、そして作家でもあるオーウェンは、自身の名を冠するデザインスタジオJosh Owen LLCの代表を務めています。デザイン分野のヴィネッリ ディスティングイッシュト プロフェッサーであり、ヴィネッリ・デザイン研究センターのディレクターも務めています。
オルランディは、マランゴーニ・ミラノを卒業後ファッション業界に進み、世界有数のデザイナーのもとでテキスタイルをデザイン。2002年にミラノのマゼンタ地区に、多大な影響力を持つデザインギャラリーをオープンしました。
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